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豊似岳1105m

29日は新年会があり、30日は折角の好天を、二日酔いの目で見上げた。
豊似岳は7年前の初登以来、オキシマップ周回コース、目黒側の豊似湖から観音岳を経て登頂と、何度も訪れている。雪の締まった3月下旬以降がお勧めで、厳冬期はラッセルが厳しい。

H28.1.31

南岸低気圧が通過した後で、様似やえりも町内の歩道は除雪した雪が20cm位の厚みがあり、少雪な地域に初めて見る風景だ。豊似湖の林道は通れないはずで、追分峠で道営牧場の道路へ。国道の上を橋で渡ってすぐ、雪でスタックしそうになり、バックで橋を戻って駐車可能なスペースに駐車した。

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牧場ゲートを乗り越えて、雪の吹きだまりとなった道を上った。スノーモービルの跡があり、やがて、「風のえりも」雪は吹き飛ばされ路面に雪が無くなった。そのままスノーシューで歩き続けた。

6:07駐車地点→7:45登山口→11:33豊似岳12:00→14:20登山口→15:15車

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積雪は予想より少なく締まっている
尾根には以前よりピンクテープが増えていて、見通しが悪い所でも迷わない
米軍通信所の名残の電柱も目安になる
冬は何処を歩こうが自由である



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この山の魅力の一つは、アポイ同様海が見える事である
尾根線は時に広く、ピンクテープは良い目印
稜線に近づくにつれてシラカバやダケカンバがうるさくなる



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稜線から臨む襟裳岬。豊似岳は日高山脈の南端であることも、この山の大きな魅力である。ひだか最後の1000m峰にして、三角点のある山。そして「夏道」が無い。



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それほど遅れずにHiroが上がって来た(中央)
青い海に青いアウター、逆光で分かりにくい。
実は、ここで休憩して10時20分。登頂は無理かも知れないと心が折れかけた。



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昨年登った観音岳の尾根線は1088Pへ続く
豊似湖は観音岳より少し下った尾根線から見え始めるので、豊似岳からは見えない



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それほど高低差は無いがアップダウンと、うるさいシラカバ等
思ったより雪が少なくかつ締まっていて、ハイマツ地雷も無かった
何よりHiroが力強い歩きを見せてくれた



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1088Pから日高南部の山が展望できた
ハイマツが埋まっていないが、1月上旬の様にはまらない
氷点下10℃と強風で、日が照っていても溶けないからだと思う



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三角点(標識棒)を見付けて、Hiro初登頂記念撮影
風が強いが地吹雪にはなっていない

2014年2月1日はオキシマップへ周回したが、晴れていても凄まじい地吹雪だった
2014年のトレース(追憶)
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赤線を右端中央から左へ、右手の尾根から反時計回りに歩き山頂(↓)へ
周回時は左手のオキシマップ山にまわり牧場の道へおりて、川の橋を渡ります
昨年改訂された「雪山ガイド」に周回コースが掲載されましたが、厳冬期は、軟弱な私は12時間を要しました



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山頂からの襟裳岬。この山がひだかの山の末端である事が理解される。



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稜線と海を見ながら、熱いそばを食べた



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少し遊んでみた
スノーシューが雪面にひっかっかって、うまく滑らない



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1088Pへ登り返す
お揃いのMilletの42Lザックは145cmの身長では大きすぎる
もうすぐ11歳になるけど、声変わりもまだである



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下山は滑ったり歩いたり、最後の傾斜を滑ったHiroが車に先着、お疲れ様でした

下山後の温泉は、アポイ山荘へ。朝3時起きだったので、温泉前も寝ていたHiro。最高気温が下山時の氷点下5℃と、低温は大したことは無いのだが、風が強く体が冷やされた。
もう一つのトヨニ岳も、Hiroは未登である。軽アイゼン(6本爪)では、厳しい。10-12本爪はいずれも柔らかいソールには装着出来ない。
いよいよ厳冬期の楽しい冬山が待っているのだが、ソロの方が気が楽である。冬山は、ほんのちょっとしたミスが命に関わる。1月は6山全て既登の山を再訪している。未踏の山に挑戦出来るかどうか。仕事と気象の関係、何より気力が大切である。

by tmurakami0520 | 2016-02-01 12:55 | 山行記 | Comments(0)

ひだかの内科医のつぶやき


by tmurakami0520
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