本編1の続き:
12時16分、登り始めて6時間40分、ついに最高地点に到達した。右にリビラ山を望む。
少し下ってガンケへ続く尾根の上に立つ。
この付近の雪の下に三角点がある(はず)。
4年前の初登の時と同様に、GPSで確認した。
この山塊の最高峰、貫気別山1317mの2登目を果たした。
最高地点にまで戻って、2回目の昼食休憩。
汗で濡れたタオルが凍結したので確認すると-6℃だった。
リビラ山(右から2番目のコブが山頂)を見ながらヌードルを食べた。
ここからリビラ山まで標高1200m以上の稜線が繋がっている。
三角点の方向。
右端上の白銀はハッタオマナイ岳(未踏)。
シドニーの裏に竒峯シキシャナイ(既登)。
12時45分、山頂を後に。
稜線を右の尾根に下る。
2014年3月15日は風雪で視界の無い中、右端のリビラ山からここまで稜線を歩き、ここを下った。トレース無し、GPS無しで。
地図を読む方が、今日の谷から尾根への登りの様な未熟な間違いをしない。
柔らかい雪を軽快に下る。
今日はやたらとお腹が空いて、雪見だいふくか鏡餅の様に見えた(笑)。
14時4分、ガンケ展望台で休憩し、糖分を摂取。
午後の青空とガンケ。またいつか見に来たい。
15時25分、二股の日陰で最後の休憩。パンとカフェオレの残りを全て飲んだ。これで食料はお握り1個を残すのみ。
広い河原を春の風を浴びながら散歩気分。下肢の筋肉はパンパンだけど。
この橋は「2t」まで通行可能になっているけど、雪の下の状況を知っているので、怖くて車を通す事は出来ない。4年前は左のスペースに駐車した。
16時48分、下山は4時間で充実した山行を終えた。平取温泉「ゆから」で汗を流した。
GPSログ:沢から尾根線への試行錯誤が毛羽立って見える
年を取って体力が落ち、覇気も無くなっているのだから、せめて地図読みは経験を生かして正確を期したい。反省材料も多いが、何よりもこの山塊の魅力に癒やされた1日だった。