中央に札内岳、右にエサオマン 日高山脈の十勝側は氷河期のカールの展望が魅力
日高山脈のカールは概ね標高1600m付近を下端にしている。
圏谷を抱く山の険しさが積雪で際立って素晴らしい。
出発地から4時間14分、登山口から3時間12分。
9時28分、山頂に立った。
九山岳1411m、遠く剣山1205mが丘の様に見える。
山は高きが尊からず、しかし日高ではモレーン下端の1600m以上の標高が山の魅力を増している。
左端が十勝幌尻岳、右端の1963峰まで日高中部の山の展望。
中央の伏美岳も水害で登れていない。
幌尻岳(↓)2052mは日高唯一の2000m峰。
芽室岳から同定するのは難しい。
芽室岳の三角点。
遠く夕張岳まで。
登山尾根に赤線を入れた。
登山口の沢を見下ろす。
遠く、十勝連峰から東大雪の山々までの展望を楽しんだ。
まだ9時半なので、風を岩陰に避けて休憩。
一通り展望を堪能すると体が冷えた。
この雪の状態ならパンケヌーシにはアイゼンに履き替えた方が良い。
風に冷やされ履き替えず下山を選んだ(少し後悔)。
尾根の下山は遠くニペソツを眺めながら。
標高を下げるにつれて体が温まってきた。
10時20分、ゆっくりと昼食。
3分待っている間にゆで卵を剥いて入れた。
パンケヌーシ、次回は先に登ろう!
どんどん下って行く。
展望が無くなる前に撮影。
暑くなって、アウターや手袋を脱いだ。
体調は本調子に。
夏道の痕跡。
ダニの笹藪を登る気にはなれない。
尾根の下部はトレースを見失わないように。
11時45分、登山口に到着。
渡渉後スノーシューを脱いで休憩。
帰路は薄着だけど大汗をかいた。
時に膝上まで雪にはまった。
それでも晴れた林道歩きは気持ち良かった。
林道崩壊部の通過にスノーシューが邪魔と考えた。
実際は履いていた方が楽だった。
時に股まで雪にはまった。
重機の轍の深さで林道の積雪量が理解されよう。
12時59分、下山完了した。
今回の反省は、登りはツボ足(+アイゼン)で、下りは林道こそスノーシューで歩くべきだった。
服装もダウンは持っていたが、フリースを重ねるべきだった。
アプローチの参考までに地図をスキャンした。