青空に山頂が映える
GW序章の週末、低気圧と前線通過で天気は悪い。
おまけに山岳関連団体は登山の自粛を発表した。
感染拡大防止の観点から、ツアーは元より複数人のグループ登山(パーティー)は自粛すべきである。
山小屋やテント場は閉鎖が原則、避難小屋も閉鎖で良い。
単独行で遭難しても、救助に向かうべきではない。
救助隊で入山することそのものが、登山自粛の趣旨(感染拡大防止)に反している。
緻密に天候を計算し、低山へ「散歩」に出かけた。
誰にも会わない静かなスノーシューハイク。
3時起床、同じ日高町の医師住宅で朝食。
5時17分、日勝峠の駐車場には車は無かった。
帰りには春スキーの車7台が停まっていたが・・・
5時36分、スノーシューを履いて散歩を開始した。
前日と思われるツボ足(単独行推定)トレースあり。
狙い通りの好天にほくそ笑む。
右がペケレベツ。
トレースを外し、わざと雪の深い所を選ぶ。
「強化散歩」であって登山ではない(←少し論理に無理がある)
シャクナゲ沢からひだかの山が青空に映える♡
気持ちの良い「散歩」。
岩場を左に、右に巻いていく。
暑くて、夏の帽子・手袋・アウターを脱いだ。
長袖もそろそろ春物から夏物へ換えなければ。
ちょうど7時、ひだかの山の姿に癒やされた。
もう少し早起きすべきだけど、月曜から金曜日まで勤務(拘束)後なので・・・
青空に向かって1343Pへ登り詰める。
足取りは軽い。
7時9分、1343Pから沙流岳。
南西から急速に雪雲が迫っている!
日勝ピークから北も展望は期待していない。
東は歩いた尾根と十勝平野。
これだけの展望があれば儲けもの。
昨日のツボ足の人はスノーシューに履き替えた様子。
山頂は真南の方向だ。
この1週間、日高は良く雪が降った。
自分のトレースと1343Pを振り返る。
7時32分、雪が降り始めた。
風雪の稜線へ。
雪庇の稜線のハイマツは埋まっていて歩きやすい。
最高の散歩道!
天気は想定通りだけど少し残念。
7時46分山頂到着。
あの山頂標識は探したけど無かった(残念)。
十勝平野の展望も幕を閉じた。
風雪に長居は無用、7時50分山頂出発。
風雪の中の散歩、8時39分シャクナゲ沢で休憩。
雪も小降りになった。
ひだかの山の偵察も兼ねている。
標高800m以下では強烈な笹のブッシュ。
次の散策の参考にしたい。
9時13分、雪が上がり散策終了。
誰もいない、ソーシャルディスタンス4km以上の散歩だった。
日勝峠は雪だったけど、10時の日高地区は本降りの雨。
北日高岳の散歩は出来ず、家で昼食。
日高門別は午後良く晴れて、花苗を買って(マスク着用、ディスタンス確保)ガーデニングをした。
GW前の日本の感染拡大は、イギリスの感染爆発前に似ている。
自分がPCR陽性の無症候性感染者として行動する事が求められる。
今日の私の行動範囲では、家族以外に濃厚接触者はいない。
僻地医療を担うストレス解消に、こう言う散歩は許容範囲と考える。
雨が予想より2時間早かったけど。