9時20分十勝岳を出発して、ガスの登山道を行く。
富士山の須走コースや宝永火口付近の様な火山砂も。
砂とも砂利とも言えぬ火山灰地を行く。
振り返ると十勝岳山頂部が見えた。
殺伐とした火山地形を楽しむ。
新得側も湧き上がる雲海で視界は無い。
死の世界から高山植物の楽園、緑色の美瑛岳。
花は減り夏から秋へ姿を変えつつあった。
かろうじて雲海から頭を出す。
コル1824Pで視界は最高に。
この後雲海に飲み込まれ2度と姿を見せてくれなかった。
夏山の展望は10時までと言う鉄則どおり(標高は低いが)
南西に開いたポンピ沢の火口縁を半周する。
水分補給、両方向に行き交う登山者に挨拶。
1896Pからポンピ沢を見下ろした。
イワギキョウがチラホラ。
チングルマの果穂。
過ぎ去った夏を忍んでいる様だ。
11時16分、賑わう美瑛岳山頂。
雲海に覆われ展望は無かった。
風に涼みながらラーメンを食べた。
11時40分、展望を諦め下山した。
美瑛岳分岐のミヤマリンドウ(12:24)
ポンピ沢を渡渉(12:56)
ここから登り返し。
残雪の函(13:10)
エゾコザクラ、イワブクロ、イワヒゲが残っていた。
雲の平のエゾノツガザクラ
メアカンキンバイも秋の準備を始めていた(雲の平)
エゾオヤマノリンドウが秋の始まりを告げるかのようだ。
14時38分、望岳台に。
24℃と暑いけど日差しが無い分楽だった。
9日山の日の代替山行は美瑛岳周回で夏山2020を終えた。
雨の日高路、平取温泉「ゆから」で汗を流した。
夏の吹上温泉より、蝦夷梅雨の平取の方が涼しいから。
山の日(10日)は北海道全域が梅雨前線の影響下。
元より蝦夷梅雨の日高門別は一日中雨で、
帰省中の長女と一家で雨の山岳ドライブで「山の日」を過ごした。