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野塚岳1353m

H28.2.28

病院で仕事をしても、全く運動にはならない。
前日の足慣らしが、堪えてしまっていた。
「医者の不養生」の根源は運動不足か?

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朝食を食べ歩き始めた、幸いにも野塚岳にはトレースがあった(トヨニには無い)
朝焼けの野塚岳を見ながら出発した

6:15野塚トンネル→10:11野塚岳10:25→(昼食)→13:10野塚トンネル


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尾根に登る途中で、野塚からオムシャヌプリへ向かった二人に道?を譲ってラッセル泥棒。尾根はクラストして歩きやすい。1時間目の休憩。



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1147Pではお約束の風景が\(^O^)/



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雪庇もそれなりに発達しているけど、朝の冷え込み(優駿で-15℃、山では-20℃以下)で強烈にクラストしていた



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1223Pの手前でHiroにアイゼン装着
真っ新な10本爪の威力は如何に



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1223Pにて、左の野塚岳と昨年周回した右の西峰が日高の世界の入り口
吹き溜まりを降りて、私も12本爪アイゼンに履き替えた
スノーシューを脱ぐと、立っているのがやっとな位ツルツルにクラストしていた



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ここはまだ序の口、この後Hiroのアイゼンが食い込まず、
ストックも刺さらないアイスバーンに
Hiroの体重が、荷物込みで40kg位と軽いからか
ピッケルを持ってくれば良かった
下手に使えば怪我の元だが



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山頂に近づくにつれて、傾斜が緩み吹き溜まりを行く
二人にお礼も言えず「ラッセル泥棒」に終わった



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左の西峰からトヨニ岳に続く日高主従走路
ここは昨年歩いた
今日は歩く余力が無い
左右(東西)どちらに滑落しても命が無い



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トヨニを背景に記念撮影
風が強くここでは昼食を食べずに引き返した



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1223Pへの登り返しの途中で、風を避け野塚岳を見ながらラーメンを食べた

1223Pから尾根を下って行くと8人グループが休憩?
女性がソリに座って動けない、足を痛めた(翌日骨折と判明)ようだ
私は、リュックからエマージェンシーシート(保温シート)を出して渡した
携帯でヘリを要請したと言うので「何もお役に立てず済みません」と言って下山した



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ヘリの音が聞こえたのは1時間位経っていた
しまった!
天気が良いので救助までそれ程時間がかからないと思い込んでいた
ツェルトを張って、さらにスコップで雪を切り出し壁を作ってあげれば良かった
怪我をしてから、ヘリのピックアップまで3時間かかったという



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尾根から沢へのソリ滑り
深い雪だがそれでも滑る急斜面



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ソリ滑りで遊ぶ小学生の、のどかな雪山遊び風景が違和感を覚えるほど、トンネル出口の駐車場は物々しい。パトカー2台に救急車、消防車(レスキュー)まで。
二人の警官が近づいてきて、車を聞かれた。登山グループの車を特定しようとしている感じだった。
冬山を楽しんだけど、楽しめなかった登山者達の事を思うと気が重かった。ましてや、自分に出来る最善を尽くさず下山した事が悔やまれた。しかし、我々も下山中に何かあれば、装備が足りなくなる。使わなくてもピッケル、ロープ、カラピナは冬山のマストアイテムだと実感した。
優駿ビレッジ・アエルで汗を流した。

なお、詳細は29日の北海道新聞に記事が載った。

by tmurakami0520 | 2016-02-29 17:30 | 山行記 | Comments(0)

ひだかの内科医のつぶやき


by tmurakami0520
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