十勝岳山頂基部噴気の硫化硫黄で変色した古い雪に、新雪の白が鮮やかだった
H30.6.16
活火山は山頂に近付くにつれて植物が生えない「死の世界」に。
登山の楽しみ方は個人的趣向だが、私には夏の十勝岳は散歩の延長でしかない。
今回は、美瑛岳へのアプローチとしての位置づけで十勝岳へ。
登り初めは展望が利かなかった。
歩けば薄手の長袖を捲り上げる暑さ(5℃)だった。
避難小屋に近付くと晴れてきた(*^^)
避難小屋の外で休憩。
左手の尾根に取り付くと風が出てきた。
晴れてきた上に、風が北東からで噴煙を吸わなくて済む。
条件が良くてモチベーションが上がった。
山頂と登山道に残る新雪
火口に乗って休憩していると、追い越した親子が通過。
期末試験が近付きHiroはいないが、2年前のHiroを想い出す。
親子登山は見ていて微笑ましい。
風も心地良い中、晴れ渡った十勝岳が新雪に化粧されて良い感じ。
死の山だけど、地質と景観を楽しむ。
最後の登りも一気に攻める。
青空が嬉しいが、風に手が冷たくなってきた。
9時9分登頂。
2時間53分と3時間を何とか切って、美瑛岳周回に決定。
周回コースは途中で引き返す事は事実上不可能だから、引き返すならここで下山するしかない。
新雪でゼブラ模様が美しい美瑛岳。
今でしか味わえない風景だ。
雲海の向こうにトムラウシ、左端に美瑛岳山頂
雲海と下ホロカメットク山。
展望を楽しんだ。残念ながら富良野岳は雲が取れなかったが。
風が強く手袋(夏用)を出して今季初めて着用した。
登山者で賑わう山頂を後にした・・・続く