7月31日(火)2時半過ぎご来光登山目的と思われる登山者が出発した。暑かった小屋も冷え込んだ。
3時50分Hiroを起こして、荷物を1階に下ろして登山準備をした。4時19分六合目雲海荘を出発!日の出前だが、明るくなりヘッドライトは不要である。
高度順応のため、ゆっくりと息を切らさないように歩いた。
5時3分新七合目御来光山荘到着。
ご来光を見る登山者が、東側へ回っていた。
5時11分富士宮ルートでのご来光。
私はご来光に合わせた登山をしないが、富士山では盛んだ。
後で気付いたが、ご来光に合わせた登山が富士の天候上一番良く、連日10時から12時には雲に覆われ、午後には雷雲も。
稜線の左に「影富士」の一部も(^o^)
天気に恵まれ、体調も良く、登山者を続々と追い越した。
色々なグループ、家族連れも多く、老若男女を問わず登っている。
まだ登山道は、遊歩道の域を出ない。
5時48分標高3010mに。
酸素の濃厚な北海道の山では、3000m以上の登りの息遣いの訓練は出来ない。
昨日の宝永山登山で、軽い高度順応が効いていた。
6時10分朝食にした。
唐揚げと餃子は食べられなかった。
ご飯に昆布がおいしかった。
Hiroはご飯も半分残した。
朝の雲海を眺めながらの朝食は、気分は最高だった。
昨日シャトルバス乗車前に、富士登山協力金1000円を支払った。
バッジは正規登山者の証?Hiroとお揃い。
協力金の在り方は工夫されていて、先進国では現金を持ち歩かないため、スマホやカード決済が必要だ。ネットでも可能。
6時41分八合目池田館に到着。
食べると催す癖で、トイレへ(200円)。
ここのトイレは管理人がいて清潔さに感動した。
昨日の宝永山を見下ろしている。
これで、宝永火口を三分の二周したことに。
八合目からは、Hiroは未経験の高度に(槍ヶ岳3180mより高い)。
冬はアイゼンを跳ね返すアイスバーンと風速30mを超す強風に、滑落事故が絶えないという。
山頂火口を見上げる位置に。
岩が多くなるが、登りやすい道だ。
息を吐く様にして、ゆっくり着実に高度をあげた。
7時11分、九合目萬年雪山荘3460mに。
残り標高差317mの登りだ。
萬年雪を眺める。
ブルドーザー道もジグザグに斜面を切っており、車でもクロカンなら登れそう?
雲海のため、高度感は削がれるが、高さのみが魅力の山である。
多様な高山植物は見られず、南アルプスとは一線を画している。
7時38分、九合五勺に。
山頂火口は指呼の距離だ。
落石防御ネット越に山頂火口壁。
一番傾斜が急だったけど、足取りは軽く登り詰めた。
富士宮山頂の神社(八合目からが境内という)、山頂郵便局を通ると山頂火口に到着。
3700mの火口は、火山列島日本の代表だ。
左端の最高地点「剣ヶ峰」はかつての測候所の跡だ。
火口の雪を眺めながら、最後の登りを歩いた~続く