カラマツの紅葉と剣山。
文化の日は特定気象日と言われ、晴れる確率が高い(東京基準)。
先週は土日とも雨に見舞われ、運動不足からストレスも溜まっている。
日高山脈の東の展望台に行く事にした。
4時半に起床するも、体がだるい。
ここで二度寝すれば悶々と後悔すること間違い無し。
5時に富川ICのローソンを出発した。
-2℃の日勝峠。10月末の雪は殆ど溶けていた。
半年振りで、麓の水害で落橋した3つの橋もいつの間にか完成していた。
ここを通ると、日高の山の標高1000m付近の雪の状態が分かる。
右のペケレベツが朝陽に輝く。
天気が良く、日勝峠のドライブだけでも心が躍る。
十勝清水のセブンで朝食。
7時33分快晴の登山口を出発した。
霜柱を踏み、落ち葉の吹き溜まりを行く。
ご来光登山の犬連れ夫妻が下りてきた。
一の森で休憩。座布団を忘れた。
福島遠征で別のリュックに入れたままだった。
登山道は東尾根のやや北側のため、蛙岩で溶けた雪が凍っていて滑った(油断)。
三の森。
雪は数センチで、かつ繋がっていないため、軽アイゼンを履かず。
滑らない様に神経を使う。
展望台での山頂岩峰。
ラッセルが無いので、歩きにくくても直ぐに近付く。
最後の梯子は、雪もあって夏靴では恐怖感あり。
10時3分、山頂岩峰到着。
狙い通り、最高の展望だった。
北に十勝連峰と大雪の銀嶺。
東に雌阿寒岳(中央)+右に阿寒富士。
西南:左端に遠く南日高の山々。
十勝幌尻岳と右に雪を抱いたカール(エサオマン)。
西:左から妙敷山、中央やや左に伏美岳、雪の稜線ピパイロ。
北西:右に芽室岳、左奥にチロロ。
水害で伏美岳や芽室岳が久しく再訪出来ていない。
日高山脈の北東側の展望を、心ゆくまで楽しんだ。
下山は滑落や転倒に神経を使った。
10時半頃、単独行の女性とすれ違った。
「村上さん?」と声を掛けられ、このブログの読者だった。
雪の付いた急坂で足元に気を取られていて、会話が出来ず後悔。
せめて、ブログを読んで頂いているお礼を言うべきだった。
tarumae-yamaさんなら、気さくな会話の後で写真を撮っただろう。
自分の社交性の乏しさに嫌気が差した。
多くの登山者とすれ違い、晩秋の十勝平野の展望を楽しんだ。
臭いとハエや虫さえなければ最高なのだけど、牧場や畑に堆肥を蒔くため仕方ない。
ちょうど12時、駐車場に到着した。
剣山は距離が短く(片道3km)、「筋トレ」コース。
快晴の登山は最高!
日勝峠を越えて平取温泉「ゆから」で汗を流した。