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トヨニ1251P~本編 2019.02.03

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日高主縦走路からトヨニ岳 



続き:
主縦走路までのラッセル運動に3時間を越え、
昨年と比較しても30分超過している。
因みに、4年前の初登時は、クラストした雪面歩きで、7時13分に主縦走路に到着していた。



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9時23分、日勝国境を歩き始めた。
幸い、雪は風で飛ばされ少なかった。



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少し雪庇によりすぎたかな、っと思った瞬間足元が崩れ私は中央手前の木に引っかかった。
崩壊した雪庇は下方の樹木で止まっていた。
厚い雪の下の何処までが稜線なのか、分からなければ安全なマージンを取る必要がある。



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この雪庇は右端の足跡が歩いた所で、手前からはこの割れ目は見えなかった。
ここは樹林が無い谷地形なので、崩壊すれば谷まで一緒に落ちていく。



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稜線までの登りに体力を使い果たし、山頂は果てしなく遠い。



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コルでアイゼンに履き替えた。
1251Pの登りに、EVOアッセントを蹴り込む力が残っていなかった。



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スノーシューの跡にアイゼンの跡もそこはかとなく残っていた。
雪は柔らかく、アイゼンの利きは悪い。



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青空に向かって登り詰める。
時に深くはまり、時にアイゼンで凍った植物を突き刺す。



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10時46分、1251Pに到着。
この両側に切れ落ちた稜線を行く勇気と体力が残っていなかった。

雪の状態で、冬山の難易度は変わる。
初登が類い希なほど恵まれていたと言える。



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右端から中央のエッジ状(尖った三角形)の稜線が核心部。
ナイフリッジで特に日高側(こちら側)に落ちれば確実にあの世に行ける。
十勝側も急峻な沢地形である。

エッジを過ぎれば通常の稜線急登となる。
ナイフリッジは左右どちらに避ける事も不可能で、スノーシュー幅のエッジでバランスを取って歩く必要がある。



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10分ほど撮影休憩して、下山。
3回目の1251P撤退、それも完敗である。
樹林が生えていると気持ちは楽だが・・・



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コルでスノーシューに履き替え、日高側には落ちたくないなと思う。



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最後の登り返し。
雪庇を踏み抜いても、樹木に引っかかるとは限らない傾斜である事は理解されよう。



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下山尾根のダケカンバにピンクテープが以前からある。
12時05分、昼食休憩にした。



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セブンのラーメンで塩分補給。
お握りも食べた。
三角錐、野塚岳を見ながらのランチ。



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自分のトレースを行く、軽快なスノーシューハイク。



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マイウェイを振り返る。
誰も通らない無駄な作業だけど、愛着を感じた。



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トレースは1本のみ、誰も入山していなかった。
トンネルの向こう側の雪も深そうだ。
13時15分下山した。

いつもの優駿ビレッジ「アエル」で汗を流した。



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GPSログがおかしい。
下山尾根途中で、GNSが汗で故障した。
iPhone6+内臓のGPSとこれだけのズレがある。


トヨニ岳正攻法での登頂は1回のみで3連敗中である。
初登の時は、雪がクラストして、アイゼンが良く利いた。
柔らかい雪では足を滑らせるため、アイゼンよりスノーシューの方が歩き易い。
いずれにしても歩き切る体力が必要だ。

昨年は正攻法敗退後、東峰からリベンジしたが、リスクを避けるには正攻法は避けた方が良い。
足元が震える様な稜線歩きの緊張感も山の醍醐味の一つだけど。

by tmurakami0520 | 2019-02-04 15:47 | 山行記 | Comments(0)

山が好きな内科医のつぶやき


by tmurakami0520
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