続き:
白雲岳で早い昼食を食べた。
ブログに書いて始めて時間を知ったのは、時計も地図も持たない気ままな散策のため。
いつも時間に追われた生活から解放され大自然を満喫した。
ただ、記録に残すため写真を撮る。ガスがかかり暑さがマシになる。
9時37分、白雲岳を後にした。
ヨツバシオガマとエゾミヤマクワガタ。
大雪主従走路を避難小屋へ向かう。左に緑岳。
ここは高山植物の宝庫だった(残雪が溶けると咲き乱れる)。
メアカンキンバイ、黄色①
イワウメも瑞々しい、羊蹄山では終わった花もここにはある。
ミネズオウ、小さいので接写。
エゾノハクサンイチゲ、ハクサンイチゲより花が丸い。
信州の高山ではこの時期よく見られるけど、暑い北海道では希少(花期終了)。
エゾノハクサンイチゲとチングルマ、大好きな花に心を奪われる♡♡♡
恍惚としながら進むと左に緑岳、右に避難小屋が見えてきた。
ガスのため忠別岳からトムラウシは見えないけど日差しの暑さを避けられて助かる。
キバナシャクナゲがきれい。
エゾコザクラが可愛い。
ミヤマキンバイ、黄色②
立派なオスの成獣が高山植物を食べに来ていた(`ε´)
南アルプスでは食害で裸地化したため電気柵で高山植物を保護したと言う。
天敵のオオカミが居ないため打つ手は人間に任されている。
立派で巨大、150kgクラス。野生動物の美しさに見とれる間もなく逃げ去った。
襲われれば、人間なんてひ弱な存在なのだ。
ダニを運ぶので気をつけた。
チシマノキンバイソウ(シナノキンバイ)黄色③、群生斜面に槍沢を思い出す。
エゾノリュウキンカ黄色④、雪解けの沢に咲く初夏の花。
チシマノキンバイソウに混じり小さい花がミヤマキンポウゲ黄色⑤、高山植物を代表する黄色い花達(④を除く)
テン場と避難小屋泊の水場。豊富な雪解け水が岳人達を支え続けてきた。
私は手を洗って涼む。決して口に含んではいけない(エキノコッカス)。
10時32分のテン場、これからテントで埋め尽くされるはず。
ここを目指す多くの重装備の岳人とすれ違った。
昨年立て替えられた避難小屋。夏期休暇2020では基礎工事を見学した。
管理人がいるので中には入らず(気が小さい、大阪のおばちゃんなら堂々と見学するけど)。
この一帯の香りの発生源、貴重なトイレ。
山小屋につきものの臭いだが、バイオトイレは臭くないものもある。
大雪主従走路が遙か彼方のトムラウシに続いている(心眼で見る)~続く